地域密着
この1年我が家(マンション住まい)のすぐ下にある公園の清掃をしている一人の老人がいる。
雨の日も風の日も何も言わずにずっと朝8時位から15時くらいまで落ち葉を集めたり、夏は草を抜いたりしていた。
決して誰かに頼まれたわけでもなく(掃除業者の方も居て掃除するんですよ)黙々と作業をしていらっしゃる。
ほんとお坊さんの毎日の勤行のような。
おかげで子どもたちは毎日キレイな公園で遊ぶことができて台風の次の日も朝から作業をして夕方にはいい感じまで片付いていて安心して送り出せました。
まぁ彼の人生にとやかく想像を張り巡らせていることを書いてもしょうがないので置いておいて
「地域密着」「地域と関わる」「地域推進」ってとっても大事だと思うんです。
もうあらゆる学者なりなんなりが語り尽くしたことかもしれませんが僕らが子供の時は近所に名物のおっさんが居て何をするにもここでこれしたらアカンだの挨拶はキチンとせぇだのうるさいことを言われて育ちました。
事あるごとにそんなおっさんと出会ううちに顔なじみになってきて挨拶するようになっていつしかおっさんとも挨拶をかわさない年齢になった時に気づきます。
アカンことしている小学生を見て注意をしている自分がいる。
うわっ!おっさんになったと感じたものですが、すごく感慨深く捉えてこうやって地域の子供たちを守っていくのだなぁと感じました。
うちではとにかく小学校に行く道中なんかも毎日顔をあわす方には挨拶をさせるように教育しています。
これも地域と関わりたいという思いもそうですが妻と二人だけで子供を育てて教育できることなんて微々たるものだとも思っていてやっぱり「近所のおっさん」(別におばはんでもいい)と一緒に子供を育てたいと願っている自分がいるんです。
あるとき下の娘がネクタイを落としてしまって、無くなったぁって言ってたら次の日、その道中のおばちゃんがこれ落ちてましたよって渡してくれました。毎日挨拶している賜物って喜びましたしお礼にって小さな菓子折りを持っていたりするとまたそのかわりに子供の絵本をもらったりとしばらく交流が続きました。
煩わしい
って思う人もいるのかもしれませんがやっぱ地域と関わり知っている顔とともに子供を育てていくことで地域が活性化するんじゃないかなって思ってるんです。
公園の掃除のおっさん!
毎日ありがとう!
って次に見かけたら言います。