年末恒例
磔磔のみんなはとても元気そうでBOSSよりこと水島さんも元気そうで何よりだった。
フラカンはといえば相変わらずの安定感と相変わらずのパワー。
武道館公演を成功させてからはより安定感がましたような気がする。
メンバーとも話したけど円熟期に入ったんじゃって感じ。
次もう一度パンクを咲かせるときも楽しみだけどね・・・。
フラカンは僕が音楽をやめるきっかけになったバンドでもあります。
まだ若かった僕はよくお世話になっていた神戸のライブハウス「スタークラブ」のブッキングマネージャーにお願いして自分のバンドとフラカンとを当ててもらった。
京都が誇る騒音寺といえばその時はまぁまぁ調子良かったしその時のフラカンはどん底期の終わりかけで全国のライブハウスを大小問わず回り続けていた。
そんな中本気で挑んだツーマンは「ボロ負け」だった。
ソングライティング、アレンジ、演奏力、安定感、説得力、その他ステージでお客さんに披露できるすべての力技でも負けた感があった。
若くて調子に乗っていた僕なんかは鼻っ柱をおられました。
でもその時に仲良くなってまたやりましょうってことで3回位対バンしたかなぁ。
いずれもコチラは更新して戦うもののいずれも完敗でした。
もちろん今思えばメジャーデビューしたことがあってメジャーから落ちても音楽で飯を食ってやるって覚悟を持った人たちに勝とうなんて果てしない夢のようで、
でも対バンしていると楽しい気持ちとともに自分たち(自分?)の音楽に対する「これを職にしたい」という覚悟が甘いものだったことに気づかせてくれました。
もちろんやる気がなくなったってことではなくてそこからつくったアルバムやライブなんかは全身全霊で望んでマネージャーともやりあったりしたけど「上」に上がれることはなかった。
そんなこんなでいろいろあって紆余曲折を経てバンドをやめました。
フラカンに夢を託して。
武道館公演はほんとに泣きました。
圭くんが声でなくなってきたところで一回泣いて後半に連れてバンドで支えてからまた満身創痍ながら声を振り絞って最後までやり遂げたところ。
俗に言うライブアルバムとしてはもっとしっかり作ろうとかあるかもしれないけどなんかほんとにもう「フラカンの縮図」でメンバーの全員の顔が浮かんで涙が止まらなかった。
そんなわけで磔磔に来た時は僕のバンド時代を知る数少ない友達に会いにライブを見に行きます。
ちなみに僕ではなく親父です。
前さんのこの微妙な表情(笑)
なぜかQちゃんにまで挨拶するって。
ライブも見てないくせに打ち上げに合流するベロベロの親父でした。
ほんと「できなくなるまで」続けてほしい。
HI YES!